- Webデザイナーになるためにはどんなツールを使ったら良いのかな?
- プロのWebデザイナーはどんなツールを使っているんだろう…
- 作業効率を上げるためのソフトウェアツールを知りたい!
今回はこんな悩みを解決していきます。
ここ数年で急激に需要が高まりつつある「Webデザイナー」という職種ですが、現役のプロWebデザイナーはどのようなソフトウェアツールを使っているのでしょうか?
そこで本記事ではWebデザイナーにおすすめのソフトウェアツールについて詳しく分かりやすく解説していきます。

この記事を読めば、「Webデザイナーに欠かせないソフトウェアツール」について理解できます。
【Webデザイナー必見】おすすめのソフトウェアツール5選をご紹介

それでは早速おすすめのソフトウェアツールを解説していきます。
結論から申し上げますとおすすめのソフトウェアツール5選は以下の通り。
- Adobe Photoshop
画像加工や画像編集に欠かせないAdobeの有料デザインツール - Adobe Illustrator
イラスト作成に欠かせないAdobeの有料デザインツール - Adobe XD
UIUXデザインやプロトタイプ作成に欠かせないAdobeの有料デザインツール - Figma
UIデザインやプロトタイプ作成に欠かせない無料デザインツール - Pinterest
参考デザインや参考画像を探す際には欠かせない無料画像共有サービス
それでは順番に解説していきます。
ツール① Adobe Photoshop

1つ目のソフトウェアツールは、世界的に有名なデザインツールである「Adobe」の画像編集ソフト「Photoshop」です。

Webサイトに挿入する様々なタイプの画像を編集・加工する際に使用します。
一般的なWebデザイナーはこれから紹介する「Illustrator」や「XD」など様々なツールを使いますが、その中でも最もスタンダードでシェア率が高く絶大な支持を集めているのが、このPhotoshopです。
「複数のツールを使いこなすのは面倒だから」「多少手間はかかるけどIllustratorやXDでできることがPhotoshopでもできてしまう」といった理由からPhotoshop一筋のWebデザイナーも少なくないのが現状です。
具体的には、WebデザイナーはPhotoshopを用いて以下のような作業を行います。
- 既存の画像の対象物の切り抜き
- 既存の画像のレタッチ、置き換え、合成
- アイキャッチ画像の作成
- 画像の背景を透過
- HMTL/CSSではカバーしきれないデザインの作成
- Webサイト上のパーツ画像の作成
- UIデザイン・モックアップの作成
ご覧のようにPhotoshopで行う作業はWebデザイン業務の大部分を網羅しており、極めて重要性が高いソフトウェアツールであることが分かります。
ちなみにAdobe Photoshopは月額制の有料ソフトになります。(従来は買い切りタイプもあったのですが現在はサブスク型のみとなっています)
料金の概要は以下の通り。
プラン名 | 料金 | 概要 |
---|---|---|
フォトプラン(20GB) | 1,078 円/月 (税込) | Lightroomデスクトップ版とモバイル版、Lightroom Classic、Photoshopデスクトップ版とiPad版を使用可能 |
Adobe Photoshop単体プラン | 2,728 円/月 (税込) | Photoshopデスクトップ&iPad版のみを使用可能 |
コンプリートプラン | 6,248 円/月(税込) | Photoshopデスクトップ& iPad版をはじめ、20以上のクリエイティブアプリを使用可能 |
学生・教職員向け | 2,178 円/月(税込) | 20を超えるCreative Cloudアプリを最大65%OFFで使用可能 |
表からも分かるようにPhotoshopを他のAdobeのツールと併用する場合は、一般的な月額サービスよりも値段が張りますので注意しておきましょう。
>> Adobe Photoshop|画像編集ソフト 【アドビ公式】
ツール② Adobe Illustrator

2つ目のソフトウェアツールは、Photoshopと同様、世界的に有名なデザインツールである「Adobe」のイラスト作成ソフト「Illustrator」です。

Webサイトに挿入する様々なタイプのイラストを作成・編集する際に使用します。
Photoshopは画像全般を取り扱うのに対し、Illustratorでは画像の中でもデザインに特化したツールになります。
いくらデザインに特化しているとは言え、Photoshopで操作できる画像編集や画像加工も不可能ではありませんが、Photoshopには一歩及ばずといったニュアンスです。
そのためWebデザイン業務ではPhotoshopより使う場面は少なくなるといった印象ですが、サイトのロゴやサイト内のマーク(飾り文字や図形)などをデザインする際に用いるため重要度が高いのは言うまでもないでしょう。
具体的には、WebデザイナーはIllustratorを用いて以下のような作業を行います。
- Webサイトのロゴ作成
- サイト内のマーク(飾り文字や図形)のイラスト作成
- 画像の編集・加工
- HMTL/CSSではカバーしきれないデザインの作成
- UIデザイン・モックアップの作成
サイトのロゴやマークをデザインするのが面倒な人、デザインが全く思いつかない人は「icooon-mono」や「FLAT ICON DESIGN」といったフリー素材サイトを参考にするのもアリです。
Adobe Illustratorは月額制の有料ソフトになります。(従来は買い切りタイプもあったのですが現在はサブスク型のみとなっています)
料金の概要は以下の通り。
プラン名 | 料金 | 概要 |
---|---|---|
Adobe Photoshop単体プラン | 2,728 円/月 (税込) | Illustratorデスクトップ&iPad版のみを使用可能 |
コンプリートプラン | 6,248 円/月(税込) | Illustratorデスクトップ& iPad版をはじめ、20以上のクリエイティブアプリを使用可能 |
学生・教職員向け | 2,178 円/月(税込) | 20を超えるCreative Cloudアプリを最大65%OFFで使用可能 |
表からも分かるようにIllustratorを他のAdobeのツールと併用する場合は、一般的な月額サービスよりも値段が張りますので注意しておきましょう。
>> Adobe Illustrator | グラフィックデザインソフト 【アドビ公式】
ツール③ Adobe XD

3つ目のソフトウェアツールは、これまでと同様「Adobe」のUIUXデザイン作成ソフト「XD」です。
UIとはユーザインタフェース(User Interface)、ユーザーからの見た目の部分
UXとはユーザーエクスペリエンス(User Experience)、ユーザーが体験する部分
を表します。Webデザインに限らず重要な言葉ですので、「初めて聞いた方」「初めて知った方」は意味を覚えておきましょう。

Webサイト全体のワイヤーフレーム、アニメーション、プロトタイプが統合されたUIUXデザインツールになります。
PhotoshopやIllustratorのようにサイトの一部をデザインするツールとは異なり、XDはサイト全体をデザインするツールです。
Webデザインの場合、画面のサイズ(スマホ・タブレット・PCなど)やユーザーの行動に応じて1枚1枚サイトデザインを設計する必要があるので、作業量も膨大になりがちです。
ただAdobe XDは他のデザインツールと比較するとシンプルでデザイン設計がしやすいので、事前に参考書などで勉強しなくてもフィーリングで操作できるのもポイントです。

簡単なマークや図形ならIllustratorやPhotoshopよりも簡単にデザイン作成することも可能!
具体的には、WebデザイナーはXDを用いて以下のような作業を行います。
- UIUXデザインの作成
- ワイヤーフレーム(レイアウトの設計図)の作成
- アニメーションの作成
- プロトタイプ・モックアップの作成
- デザインの同時共同作業・チーム内での共有
- サイトのロゴやマークの作成
Adobe XDは月額制の有料ソフトになります。(基本的な機能は一部無料で使えます)
料金の概要は以下の通り。
プラン名 | 料金 | 概要 |
---|---|---|
Adobe XD単体プラン | 1,298 円/月 (税込) | XDデスクトップ&iPad版のみを使用可能 |
コンプリートプラン | 6,248 円/月(税込) | Illustratorデスクトップ& iPad版をはじめ、20以上のクリエイティブアプリを使用可能 |
学生・教職員向け | 2,178 円/月(税込) | 20を超えるCreative Cloudアプリを最大65%OFFで使用可能 |
表からも分かるようにXDを他のAdobeのツールと併用する場合は、一般的な月額サービスよりも値段が張りますので注意しておきましょう。
>> Adobe Illustrator | グラフィックデザインソフト 【アドビ公式】
ツール④ Figma

4つ目のソフトウェアツールはFigmaです。
基本的な機能や用途はAdobe XDと同じなのですが、FigmaはXDと比較すると以下のようなメリットがあります。
- Webサイト上で使えるので手軽
- ほとんどの機能を無料で使える
- 共有が簡単

一方でFigmaはすべて英語で書かれており、私たち日本人にとっては読みにくいといったデメリットがあります。またAdobeコンプリートプランの契約者はXDを好む傾向が高いです。
このようにXDとFigmaはメリットとデメリットが釣り合っているためWebデザイナー界隈では「XD派」と「Figma派」に分かれており、どちらが良いか・優れているかはハッキリしていません。
両方とも使ったことのない方は、それぞれ使ってみて自分に合うと思った方を使うのがオススメです。
そしてWebデザイナーはFigmaを用いて以下のような作業を行います。
- UIUXデザインの作成
- ワイヤーフレーム(レイアウトの設計図)の作成
- アニメーションの作成
- プロトタイプ・モックアップの作成
- デザインの同時共同作業・チーム内での共有
>> Figma: the collaborative interface design tool.
ツール⑤ Pinterest

最近ではテレビCMなどでも見かけるようになっている、無料写真共有サービスのPinterest(ピンタレスト)です。

ソフトウェアツールとは若干違いますが、Webデザイナーに限らずあらゆるデザイナーにとって必須のサービスです。
Pinterestではインテリア、部屋、建築、Webデザイン、グラフィックデザイン、広告デザイン、ファッションデザインなどあらゆる分野の画像やイラストが共有されています。
また普段閲覧する画像に合わせて、おすすめの投稿がパーソナライズされるため、好みの画像をたくさん発見できるのもポイントです。
そしてWebデザイナーはPinterestを用いて以下のような作業を行います。
- Webデザインの画像を参考にする
- Webデザイナーをフォローしてデザインの勉強をする
- サイト内に挿入できそうな広告デザインを参考にする
- サイト内に挿入できそうなアイキャッチ画像を参考にする
デザインツール選びの際の注意点

では最後にデザインツールを選ぶ際の注意点をいくつか解説しておきます。
注意点① 実際に使ってみて自分に合うものを採用しよう
もしもあなたがWebデザイナーとしての道に進むなら、デザインツールは今後何年も使用していくことになります。
そのため自分に合ったツールをしっかり選び抜く必要があります。
だからこそ、すべてのデザインツールを一通り使ってみて、操作感や使い勝手を自分の手で確認しておくことが大切です。
「使いやすいな」「かっこいいな」といった漠然とした感想も大切ですが、以下の指標と照らし合わせながら自分とのマッチ度をチェックしてみてください。
- 自分のパソコンのOSに対応しているか
- 自分のパソコンでスムーズに使えるか(カクつきやラグは無いか)
- 使い心地・操作感は良いか
- 操作メニューが把握しやすいか
- 価格は自分の許容範囲内か
- 違和感は無いか
- 企業で推奨されているツールか(勤務している場合)
これらの指標を踏まえた上で、自分に合うかどうかを決定するのがオススメです。
注意点② 有料ツールは無料体験を利用しよう

Adobeを試しに使ってみたいけど有料なんでしょ…
いいえ、そんなことはありません。
Adobeなどの有料ツールではほとんどの場合、無料体験期間が設けられています。
ここでは例としてAdobeの無料体験期間をご紹介します。
コース名 | 無料体験期間 |
---|---|
Adobeコンプリートプラン | 7日間の無料体験期間 |
Adobe 各種単体プラン | 7日間の無料体験期間 |
Adobe 各種セットプラン | 7日間の無料体験期間 |
ご覧のようにAdobeでは無料体験期間が7日間用意されています。
無料体験期間は7日間と短めですので、時間に余裕のあるタイミングで登録することをオススメします。
「無料体験期間で何のデザインを作れば良いのか分からない」といった悩みを抱えている初心者の方もいらっしゃることでしょう。
その場合は「模写」から始めてみることをおすすめします。
PhotoshopやIllustratorなら自分の持っている画像をPinterestを参考にしながら編集・加工してみたり、XDやFigmaならどこかキレイでカッコいいと思ったウェブサイトを模倣してみましょう。
基本的な操作についてはAdobe公式サイトのチュートリアルや各ツール専用の学習サイトを利用してみるのがおすすめです。
まとめ:【Webデザイナー必見】おすすめのソフトウェアツールをご紹介

今回はWebデザイナー必見のおすすめソフトウェアツールを5つご紹介しました。
改めて5つのツールを確認しておきましょう。
- Adobe Photoshop
画像加工や画像編集に欠かせないAdobeの有料デザインツール - Adobe Illustrator
イラスト作成に欠かせないAdobeの有料デザインツール - Adobe XD
UIUXデザインやプロトタイプ作成に欠かせないAdobeの有料デザインツール - Figma
UIデザインやプロトタイプ作成に欠かせない無料デザインツール - Pinterest
参考デザインや参考画像を探す際には欠かせない無料画像共有サービス
これらのツールはどれもWebデザイン業務を行う上で欠かせないツールになります。

とはいえ人によって向き不向きがあるのも事実。
実際にいくつか使ってみて、自分にマッチするかどうか確認しながら採用していくのがオススメです。
またPhotoshopやIllustratorといったAdobeのデザインツールはサブスク型の有料ツールで、場合によっては月額6,000円を超えるケースもあります。
自分の財布と相談しながら適切なプランを選択していきましょう。