Webデザイナーの年収ってどれくらい?年収を上げる方法はある?【地方ごとに解説】

Webデザイナーの年収ってどれくらい?年収を上げる方法はある?【関東地方編】
  • Webデザイナーの年収は低いって聞くけど本当かな?
  • 地方ごとのWebデザイナーの年収を知りたい!
  • Webデザイナーとしての年収を上げる方法はあるのかな?

今回はこんな悩みを解決していきます。

ここ数年で急激に需要が高まりつつある「Webデザイナー」という職種ですが、実際のところ年収はどれくらいなのでしょうか?

そこで本記事では地方ごとのWebデザイナーの年収やWebデザイナーとしての年収を上げる方法について詳しく分かりやすく解説していきます。

StylesAcademy解説員

この記事を読めば、「関東地方でのWebデザイナーとしての自分の将来像」「Webデザイナーとして年収を上げるための方法」について理解できます。

本記事のデータは厚生労働省「賃金構造基本統計調査」を求人ボックス 給料ナビが加工、算出した2021年度の情報を参考・引用しています。正確性を保証するものではありませんのであらかじめご了承ください。

目次

そもそもWebデザイナーの年収ってどれくらい?

そもそもWebデザイナーの年収ってどれくらい?
そもそもWebデザイナーの年収ってどれくらい?

そもそもWebデザイナーの年収はいくらくらいなのでしょうか?

ここでは日本全国のWebデザイナーの平均年収、より多くの年収を貰っている人の条件などをご紹介していきます。

全国平均は430万円

Webデザイナーの年収の全国平均は430万円になります。

ちなみに厚生労働省の賃金構造基本統計調査(令和2年)の情報によると、日本のサラリーマンの平均年収は459万8000円とあります。

つまりWebデザイナーの年収の全国平均はサラリーマンの平均年収よりも若干少ないということが分かります。

StylesAcademy解説員

一言で「Webデザイナー」と言っても、地方や年齢によって差がありますので、平均より少ないことに落ち込むのはまだ早いです。

年齢ごとに比較してみると50代が多め

ではWebデザイナーの年収を年齢ごとに比較してみるとどうでしょうか?

年代平均年収
20~24歳290万円
25~29歳346万円
30~34歳409万円
35~39歳450万円
40~44歳516万円
45~49歳512万円
50~54歳581万円
55~59歳548万円
Webデザイナーの年収を年齢ごとに比較

ご覧のように歳を重ねるにつれて年収は増えており、50歳〜54歳がもっとも高額であることが分かります。

困っている人

若い世代のほうが感性が豊かでデザインスキルが高そうだけど…

こんな風に感じた方もいらっしゃることでしょう。

確かに30代と50代を比較した時に、50代のほうがデザインスキルが豊富で会社に貢献しているかとなると疑問が残るところではありますが、年功序列の習慣が根強く残っている日本ではこのような年収形態が現実のようです。

大規模な企業ほど年収が多め

では会社の規模はWebデザイナーの年収とどのように関係してくるのでしょうか?

会社の規模平均年収
〜100人420万円
〜1,000人403万円
1000人以上554万円
会社の規模とWebデザイナーの年収の関係

やはり大企業と中小企業を比較すると、Webデザイナーの年収は大きな差が発生していることが分かります。

調べている人

Webデザイナーとしてたくさん稼ぎたいなら1000人以上の大規模な企業に就職したほうが良さそう…

女性よりも男性の方が年収が多め

男女でWebデザイナーの年収はどのくらい違うのでしょうか?

性別平均年収
男性451万円
女性365万円
性別とWebデザイナーの年収の関係

男尊女卑の文化が根強く残っている日本では男性の方が100万円近く多いことが分かります。

日本全国のWebデザイナーの平均年収、より多くの年収を貰っている人の条件は以上になります!

  • Webデザイナーの年収の全国平均は430万円
  • 年齢別に見ると20代が最も少なくて50代が最も多い
  • 企業の規模別で見ると社員数1000人以上の大企業ほど年収が多い
  • 男女別で見ると男性の方が女性よりも100万円ほど年収が多い

Webデザイナーの年収を地方ごとに解説

関東地域のWebデザイナーの年収を都道府県ごとに解説
関東地方のWebデザイナーの年収を都道府県ごとに解説

それではここからは、Webデザイナーの年収を地方ごとに解説していきます。

北海道・東北地方のWebデザイナーの年収

北海道・東北地方のWebデザイナーの年収は以下のようになります。

県名年収時給(派遣社員)時給(アルバイト)
宮城県404万円1,201円データなし
岩手県400万円データなしデータなし
北海道372万円1,152円901円
平均392万円1,177円901円
北海道・東北地方のWebデザイナーの年収
StylesAcademy解説員

秋田県、青森県、山形県、福島県はデータがありませんでした。

甲信越・北陸地方のWebデザイナーの年収

甲信越・北陸地方のWebデザイナーの年収は以下のようになります。

県名年収時給(派遣社員)時給(アルバイト)
石川県378万円データなしデータなし
富山県363万円データなしデータなし
福井県357万円データなしデータなし
長野県355万円データなしデータなし
新潟県350万円データなしデータなし
平均361万円データなしデータなし
甲信越・北陸地方のWebデザイナーの年収
StylesAcademy解説員

他の地方と比べると若干低めのようです。そもそもWebデザイナーを必要とする「IT企業」は首都圏に集中しているからかもしれませんね。

関東地方のWebデザイナーの年収

関東地方のWebデザイナーの年収は以下のようになります。

県名年収時給(派遣社員)時給(アルバイト)
東京都499万円1,850円1,187円
神奈川県418万円1,778円1,201円
埼玉県385万円データなし1,100円
千葉県376万円1,750円1,100円
茨城県371万円データなしデータなし
群馬県364万円データなしデータなし
平均402万円1,793円1,147円
関東地方のWebデザイナーの年収

表からも分かるように東京都や神奈川県といった、人口の多いエリアでは年収が高めになっていることが分かります。

困っている人

年収は神奈川県も多いけど、全国平均の430万円を下回っているのね…

またこれは周知の事実かとは思いますが、アルバイトよりも派遣社員、派遣社員よりも正社員のほうが年収は高いです。

つまりWebデザイナーとして就職・転職を目指している方は、大都市の大企業の正社員として就職するのがベストな選択と言えます。

調べている人

Webデザイナーとしてたくさん稼ぎたいなら東京の企業に就職したほうが良さそう…

東海地方のWebデザイナーの年収

関東地方のWebデザイナーの年収は以下のようになります。

県名年収時給(派遣社員)時給(アルバイト)
愛知県405万円1,402円1,001円
静岡県375万円データなし1,001円
岐阜県371万円データなし1,001円
三重県357万円データなしデータなし
平均377万円1,402円1,001円
東海地方のWebデザイナーの年収
StylesAcademy解説員

愛知県は政令指定都市である名古屋があるため年収も高めではありますが、全国平均には及ばずといったところです。

四国地方のWebデザイナーの年収

四国地方のWebデザイナーの年収は以下のようになります。

県名年収時給(派遣社員)時給(アルバイト)
愛媛県350万円データなしデータなし
香川県326万円データなしデータなし
平均338万円データなしデータなし
東海地方のWebデザイナーの年収
StylesAcademy解説員

高知県、徳島県のデータはありませんでした

関西地方のWebデザイナーの年収

関西地方のWebデザイナーの年収は以下のようになります。

県名年収時給(派遣社員)時給(アルバイト)
大阪府405万円1,585円1,002円
京都府400万円1,501円1,001円
兵庫県371万円1,451円1,101円
奈良県371万円データなしデータなし
滋賀県357万円データなしデータなし
平均381万円1,516円1,035円
関西地方のWebデザイナーの年収
StylesAcademy解説員

大阪府も京都府も関西地方の大都市なだけあって、平均年収は高めです。ただ東京都とは圧倒的な差があるようです。

中国地方のWebデザイナーの年収

中国地方のWebデザイナーの年収は以下のようになります。

県名年収時給(派遣社員)時給(アルバイト)
岡山県370万円1,401円データなし
広島県350万円データなしデータなし
平均360万円1,401円データなし
中国地方のWebデザイナーの年収
StylesAcademy解説員

鳥取県、島根県、山口県はデータがありませんでした。

九州・沖縄地方のWebデザイナーの年収

九州・沖縄地方のWebデザイナーの年収は以下のようになります。

県名年収時給(派遣社員)時給(アルバイト)
福岡県399万円1,375円1,001円
沖縄県385万円1,101円データなし
熊本県322万円データなしデータなし
宮崎県315万円データなしデータなし
鹿児島県314万円データなしデータなし
平均360万円1,238円1,001円
九州・沖縄地方のWebデザイナーの年収
StylesAcademy解説員

大分県、佐賀県、長崎県はデータがありませんでした。

日本の各地方のWebデザイナーの年収は以上になります!

  • 全国平均を超えている都道府県は東京都のみ
  • 人口の多いエリアではWebデザイナーの年収は多くなる傾向がある
  • Webデザイナーとして稼ぎたいなら関東地方または関西地方がおすすめ

Webデザイナーとしての年収を上げるための方法

Webデザイナーとしての年収を上げるための方法
Webデザイナーとしての年収を上げるための方法

これまでの説明で「Webデザイナーの年収はそこまで高くない」「Webデザイナーの年収は年齢や性別に左右されてしまう」といったことが分かったかと思います。

ただし嘆くのはまだ早いです。

ここからはWebデザイナーとしての年収を上げるための方法をいくつかご紹介します。

StylesAcademy解説員

Webデザイナーを目指している方は必見です!!

方法① あらかじめWebデザインの経験を積んでおく

一般的なWebデザイナーの求人では、未経験者や初心者も積極的に採用している企業が多いです。

ためしに国内大手転職サイトのマイナビで「業種未経験OK」の企業を調べてみると以下のようになります。

未経験採用はたくさん行われている

ちなみに2021年7月現在マイナビ転職で取り扱っていたWebデザイナーの求人案件は142件でしたので、およそ7割の企業が未経験者を採用していることになります。

よって上段で判明した、若いWebデザイナーの年収が低い原因は、未経験者が多いからだと仮定することができます。

調べている人

未経験者が多いとなると20代や30代の平均年収が低いのにも納得がいきますね

逆に言うと、ある程度Webデザイナーとしての経験を積んだ状態から就職・転職すれば、それなりの年収が見込めるというわけです。

一般的には学習経験よりも実務経験のほうが重宝されます

既に社会人で実務経験がないという方は厳しいかもしれませんが、Webデザイナーとして就職したいと考えている学生の方は、インターンやアルバイトで実務経験を積んでおくのがおすすめです。

当メディア管理人が以前勤めていた企業でも、未経験のWebデザイナーは年収が低くて、経験者のWebデザイナーは年収が高いなんて事がありました。未経験のWebデザイナーは上司や先輩から研修を受けるところから始まります。上司の時間を奪うという意味では会社にとってはコストでしかありません。一方で経験者は最低限の教育で会社に貢献してくれるわけですから年収が高いのも当然ですよね。

よってWebデザイナーとしての就職・転職を目指している方は、独学・誰かに教わるといった形でWebデザインスキルを鍛えてから行動に移すことをオススメします

方法② 実績をアピールできるポートフォリオを作っておく

2つ目は、Webデザインの経験をアピールするために、実績をアピールできるポートフォリオを作成しておくという方法です。

上段では「Webデザインの学習経験・実務経験があると年収が高くなりやすい」とご説明しました

しかし就職・転職活動なら面接官に、副業・フリーランスならクライアントに、自分のWebデザインスキルを証明する必要があります

そのために自分の作品を集めたポートフォリオを用意しておく必要があるのです。

StylesAcademy解説員

ポートフォリオの形態はどこからでもアクセス、閲覧可能なWebサイトがおすすめです!

Webサイトを作る、と聞くと面倒くさそうな印象を受けますが、プログラミングやコーディングをしなくても簡単にポートフォリオサイトを制作できるサイトはたくさんあります

ここでは当メディア管理人のおすすめのポートフォリオ作成サイトを5つご紹介しておきます。

上記のポートフォリオサイトを制作して、より有利にWebデザイナーのキャリアを進めていきましょう。

方法③ フロントエンド開発のスキルも身につけておく

3つ目はフロントエンド開発のスキルを身に付ける、という方法です。

みなさんもご存じかとは思いますが、ここ数年でWebデザイナーやWebエンジニアといったウェブ制作系の職種を志す人は急激に増加しています。

そのためウェブサイトをデザインできるだけでなく、実際にそれを実装できるフロントエンド開発のスキルを兼ね備えた人材の価値はみるみる高まっています。

極端ではありますが、「Webデザインしかできない人材は必要ない」と辛口を主張する有識者も少なくありません。

StylesAcademy解説員

具体的にはJavaScript/jQueryやPHP、Rubyといったプログラミング言語を習得する必要があります。習得言語は大いに越したことはありませんがこれらの中から1つでも大丈夫です。

ちなみにWebエンジニアの正社員の平均年収は556万円と、Webデザイナーより130万円も多いです。

求人サイトによっては「Webエンジニアの方がWebデザイナーよりも求人数が10倍多い」なんてこともあります。
Webデザイナーの需要の高さは限界があるのです。

年収の幅をもっと広げるためにも、Webデザインだけでなくフロントエンド開発のスキルも身につけておくことをおすすめします。

StylesAcademy解説員

フロントエンド開発のスキルを習得した際にも、それを証明するポートフォリオの作成を忘れないようにしましょう。

まとめ:Webデザイナーの年収ってどれくらい?年収を上げる方法はある?【地方ごとに解説】

まとめ:Webデザイナーの年収ってどれくらい?年収を上げる方法はある?【地方ごとに解説】
まとめ:Webデザイナーの年収ってどれくらい?年収を上げる方法はある?【地方ごとに解説】
  • Webデザイナーの平均年収は430万円
  • 性別、年齢、勤務地によってWebデザイナーの年収は大きく変わる
  • 人口の多いエリアではWebデザイナーの年収は多くなる傾向がある
  • Webデザイナーとして稼ぎたいなら関東地方または関西地方がおすすめ
  • Webデザイナーとしてたくさん稼ぎたいなら「あらかじめWebデザイナーとしての経験を積んでおく」「ポートフォリオサイトを作成してアピールできる実績を用意しておく」「フロントエンド開発のスキルも身に付けておく」のがおすすめ

今回は地方ごとのWebデザイナーの年収やWebデザイナーとしての年収を上げる方法についてご紹介しました。

Webデザイナーは平均年収は若干低めのようですが、性別や年齢、企業の規模や勤務地によって大きく変動します。

もしもWebデザイナーとしてたくさん稼いでおきたい方は「あらかじめWebデザイナーとしての経験を積んでおく」「ポートフォリオサイトを作成してアピールできる実績を用意しておく」「フロントエンド開発のスキルも身に付けておく」「首都圏(特に東京都)の大企業に勤務する」のがおすすめです!

StylesAcademy解説員

Webデザイナーとしての給料を上げられるかどうかはみなさんの努力次第というわけですね

本記事のデータは厚生労働省「賃金構造基本統計調査」を求人ボックス 給料ナビが加工、算出した2021年度の情報を参考・引用しています。正確性を保証するものではありませんのであらかじめご了承ください。

Webデザイナーの年収ってどれくらい?年収を上げる方法はある?【関東地方編】

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この記事を書いた人(執筆者プロフィール)

StylesAcadmy運営事務局のアバター StylesAcadmy運営事務局 Webデザイナー/フロントエンドエンジニア/iOSエンジニア

StylesAcadmy運営事務局です。ウェブ制作企業での経験を生かしてWebデザイナー、Webデザインに必要な知識を発信しています。現在はフリーランスのiOSエンジニア・フロントエンドエンジニアとしてアプリ開発やWeb開発を行っています。

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